若き力で見せるステージ 大型プロジェクターx2マッピングでのコンサート舞台映像
こんにちは。宣伝広告プロデューサーの小山です。
ピョンチャンオリンピックが始まりましたね!
開会式をテレビで見ながら
見せるって凄いなあって思った次第です。
私も『見せる伝える』仕事を生業としてますので
とりわけ映像に関わることは
色々な相談や依頼をいただくことがあります。
さて、このところコラムを書けてなかったので「見せるつながり」で、昨年暮れにご依頼いただいた山形一号仏教青年会50周年コンサートのことを書きたいと思います。
え?仏教でコンサート?
それって何?っと、私もお話をいただいた時は思いました。
でも、これが凄かった。
仕事ながら、久々に五感・六感を揺さぶられたコンサートを体験しました。
映像あり
音楽あり
お経あり
太鼓あり
情熱あり
どんな業界やどんな世界であっても、若い力が蠢(うごめ)いているのはとても刺激的なことです。
新しい形の仏教の魅力を感じて知るきっかけをいただきました。
映像と音楽とお経が融合したコンサート
はじめてお話をいただいたのは、舞台上に2つの曼荼羅を同時映し出したいというご意向でした。
「なるほど。容易いご要望で。」
と、思ったのはつかの間、若き力の目指すものには妥協なく。
「2つのプロジェクターの画をひとつに見せて、我々、宗派の長谷寺の映像や仏の道をイメージした映像に合わせて、音楽やお経を奏でて…。」
云々カンヌン。
話を聞けば聞く程、思ったより大変そう。
しかも、他社に「その予算では大変ですよ」と言われたらしい。
「これって、仏教式ですよね?」
と、私は思いつつ、若き僧侶たちの目はキラキラしていらっしゃる。
お話を伺う程に、その思いは熱く。熱く…。
「了承しました。はい!やりましょう!」
予算を圧縮するために、舞台上に2つの大型プロジェクターを設置して、映像を繫ぎ合わせるプロジェクションマッピングの方法を取りました。そして、上映する映像を予め制作しておくことを提案しつつ、その映像を何度もチェックいただきながら、小型プロジェクターで上映テストを繰り返したり、当日本番環境でリハーサルしたり、映像を調整したりと。
迎えた当日。
会場は、開演前から長蛇の列でした。
500席が超満席。
(お坊さんの販売力って凄い…)
第一幕の緞帳が上がるとともに、私も映像をスタート。
宗派総本山の長谷寺空撮映像とその四季の移り変わりのスライド動画が、2つの大型プロジェクターから投影しました。
そして、奏でられたのは美しいバイオリンの音色。
それはそれは、それはキレイな調べでした。
舞台袖から映し出される映像を見守りながらも、その調べに徐々に緊張が和らいでいく感覚を覚えました。コンサートを座席から見ている方々はなおのことだったのではないでしょうか。
(このコラムでその動画をお見せ出来ないのが残念。。)
映像と音楽が融合し
耳だけでなく、目で聞いているような美しい調べ。
観客の心を掴む最高のプロローグでした。
そして、曼荼羅が映し出されると、お経が始まりました。
それはそれは、バイオリンの調べのような美しい音でした。
それは、徐々に合唱のごとく広がっていきました。
第二幕もまた映像から。
私の提案で作られた今風の映像演出。
舞い上がる青い光が徐々に玉になり宗派の紋に変わと、仏教の道と修行の険しさ、諸行無常を表したような映像とともに静寂からの静かに優しく響く二胡の演奏。そして、お経。
極めつけは、第三幕。
若き僧侶達による太鼓の演奏。
力強く力強く、会場に響き渡りながら、心奥底に響き渡る鼓動と念仏が鳴り止まない。
緞帳が下がりきっても、なお鳴り止む事がない拍手喝采。
この光景を目にしながら、私は舞台袖で感動していました。
プロ・アマ含めて、私自身がここ10年間で体感したステージの中で一番素晴らしいコンサートでした。
このコンサートは、映像撮影のご依頼もいただいておりましたのでライブDVDになりました。
ご興味ある方は、山形第一号仏教青年会にお問い合わせいただければ幸いです。
若き力のエネルギーってのは凄いですね。
そんな方々の想いを形にするお手伝いができたことが嬉しかったです。
どーもどーも。
小山 恒二
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